Saeko

イヴ・サンローランのSaekoのレビュー・感想・評価

イヴ・サンローラン(2014年製作の映画)
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イブサンローラン展に行き、飾られている作品を見て感動を感じた一方で、彼自身について知らないことが多すぎたので勉強のために鑑賞。

この作品は、彼の偉大な功績の部分にはあまりフォーカスが当てられておらず、しかも彼というより彼の恋人であるピエールがメイン?って感じの構成で、ピエール目線でイブサンローランを見ていくもの(そう解釈した)だったのだが、この映画を観て、展示会に行く前後で、イブサンローランに対するイメージがかなり変わった。

正直、破天荒すぎて、当時から今も彼の作品(ブランド)は好きでもイブサンローラン自身を好きな人、好きだった人はどれほどいるのだろうと疑問に思ってしまった。
また、オートクチュール=キラキラかと思いきや、現れたのは闇。なんかしかもそれが想像以上に暗かったので、彼の偉大さ、その凄さがいまいち見えなかったのも、どこかリアルな映画なのかもしれない。

ただ彼を知ることで、よりこのブランドに対する想い、存在するがまだ出会えていない作品に対して、また少し別の角度からも接することができるので、鑑賞して良かったと私は思っています。
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