「ラスベガスをやっつけろ」「ウィズネイルと僕」などでの刺激的なイラスト、ストーン誌での過激な風刺絵で知られるラルフステッドマンの半生を追ったドキュメンタリー。
彼に関する情報は皆無で、ジョニデがナレーションとインタビューやってるから見たんだけど、期待以上に良かった。おもしろい。
ドキュメンタリーとは思えないシャレた映像、音楽、何よりラルフの描く刺激的で味のある絵には引き込まれた。
自分の本能のままに筆を振るい、時には怒りや闇をぶつける。
「間違った世の中を変えてみたい」。
そんな思いから何も怖れず危険な題材に挑んでいく姿勢。
芸術には疎い自分が、ここまでのめりこみ、もっとよく見たい!と思った絵は初めて。
彼が実際に絵を描くシーンがあるんだけど、画面に釘付けになり、ジョニデ同様言葉を失いました。
あのポロライド写真もおもしろかったなあ。
For No Good Reason 理由なんていらない。
ラルフの生き様そのもの。