劇場鑑賞ぶりに観たが、私はこれ好きだな。
ロザムンドパイクの悪女感も、ベンアフレックの短絡的な普通の男感もハマっていてやっぱりいい。
間違いなく悪い余韻しか残さない作品ではあるが、ある意味で男と女の本質的な面をこのストーリーの中でうまく見せている。事件に直面した時の、マスコミと世間の反応やその掌の返し方なども普遍的だ。
数年に一度観たくなるような、クセになる毒気。
フィンチャーは、忘れられない瞬間を撮るのがやっぱり上手いな…(大概の場合、殺人シーンなどの良い瞬間ではないところだが…笑)
昔付き合ってた恋人と劇場に行き帰り際かなり気まずくなった。が、その時の彼の反応があまりにもアレだったので、その後別れてよかったのだと今更気がつく。笑 これは後年になっても色々語り甲斐がある作品になりそうだ。