結婚記念日の恒例、妻からの宝探しクイズ。
5年目の今日、気晴らしの外出から夫が戻ると不審な点を残し妻は失踪していた…。
デヴィッド・フィンチャー監督の淡々とした空気感の画作りに引き込まれ、展開が進む度に登場人物達への印象がころころと変わっていく。
その凄まじき胆力はまさにアメイジング・エイミー。
"結婚" とは何かを説く台詞が、不気味だがある意味核心をついていて印象的だった。
それに乗せられる世論へのカウンターも意味していそう。
この先長く続く "理想" の生活を憂いた最後のモノローグを見ると、最初のモノローグも一味違って見えるのも洒落ている。