スキピオ

ゴーン・ガールのスキピオのネタバレレビュー・内容・結末

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

"超一流の2時間サスペンスを観てしまった!”という感じ。(船越さんとか出てる感じのやつ)。もちろんいい意味で。

紙の月の宮沢りえで1回くらいだった「とんでもねえ女…」という言葉が、5回くらいよぎったとんでもない映画。非常に現実離れ的でありながら、すぐ隣で起きていそうなリアリティもあるギャップが面白かった。「あー旦那の謝罪を観て、奥さんが改心して感動のラストかー」 という予想も裏切ったバッドエンド的ラストもよかった。

“カップルが観たらゲッソリするような男女恋愛もの"というのは最近では珍しくない話で、"尺が長いな"と感じる事もあったが、そこはさすがの名監督の”手腕"か、不思議と退屈ではなかった。今思えば淡々としたテンポは"主人公の出口の見えない捜索の日々”を観客にも追体験させるための仕掛けだったのかと思う。

あとベン・アフレックのアゴいじりとか意外と笑えるところもあって、後半の殺人鬼と一つ屋根の下で過ごす日々のはじまりはじまり、はもはやコメディでしかなかった。猫かわいい。

エイミーは最高に最低で、最高!結婚怖い!