あーびん

天才スピヴェットのあーびんのレビュー・感想・評価

天才スピヴェット(2013年製作の映画)
3.9
最初テレビで何気なく観ていて、カウボーイの父と昆虫博士の母(ヘレナ・ボナム=カーター)の風変わりな夫婦の家庭のタッチからティム・バートンを連想したけれど、監督はジャン=ピエール・ジュネでしたか❗

『アメリ』から一般うけした感じですが、『ロスト・チルドレン』の癖のあるダークな大人向け童話の世界観がすごく私にとって衝撃的な監督でした。

双子の弟の死に負い目を感じて家に居場所がなくなり、スミソニアン学術協会の授賞式に出席するべくひとりで旅に出た10才の天才少年T.S.のめちゃくちゃめんこいのに聡明な雰囲気で納得の演技と存在感がすごい‼️

あと、この監督って脇役にいたるまで独特なイイ顔つきの俳優をキャスティングしてるので、道中のトラックの運転手でスパナチュの死の騎士ことジュリアン・リッチングスが出てたのが嬉しかった。

もともと3D映画のようで、あのT.S.の空想世界はポワンとリアルな漫画みたいでかわいかったな✨
とくにホットドッグ🌭のところ。
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