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天才スピヴェットのbのレビュー・感想・評価

天才スピヴェット(2013年製作の映画)
4.0
学校、自分の家、どこにも自分の居場所がない天才児スピヴェットが、彼の発明品の授賞式のためモンタナの家からワシントンまで大陸横断するロードムービー。

子供がひとり旅、しかも約3000㎞の大陸横断なんて、もうそれは大冒険です。
子供が一人で冒険する話ってなんでこんなにワクワクするんだろう?なぜか童心に帰れるから不思議。


雰囲気映画と言ってしまえばそれまでなのだけど、その雰囲気が堪らない。

後半の展開の、天才少年を食い物にしようとする汚い大人達の顛末も痛快で良い。

自分が子供時代こんな冒険やこんな天才少年の人生に憧れた事がある。
そんな憧れをこれ以上ないくらい美しい映像で具現化してくれた、監督に感謝。おそらくだけど監督自身もそういう妄想をしたことあるタイプなんでしょうな。
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