このレビューはネタバレを含みます
流石 ジャン=ピエール・ジュネ！
クスッと笑える独特の世界観ですな。この人の世界大好きだわ。
登場人物が皆魅力的で 不思議。設定も天下一品ですね！
人の死を受け入れるのってほんとに人それぞれで、特に家族のとなると乗り越えるにはあまりに高い壁。
元から兄弟コンプレックスが強い主人公T.S.。父親に愛されていないのでは？と感じていたがさらに、弟の死から母親にも嫌われてるのでは？ボクが弟の身代わりにればよかった？と考えはじめる。うーん痛いほど彼の気持ちわかる。知らず知らずのうちに感情移入し過ぎて、物語終盤の両親と和解する辺りで大号泣。
子供を愛し、夫との関係に悩む母親の姿には感動しました。さすが、ヘレナ。最高の演技。
小さな体で奮闘するT.S.の姿には切なさや、クスッと笑えて応援したくなります。脇を固めるキャラクター達の台詞も素敵。
いやー素晴らしい。
この映画大好きになりました。
