不死鳥の川

天才スピヴェットの不死鳥の川のレビュー・感想・評価

天才スピヴェット(2013年製作の映画)
3.8
永久機関を目指す研究でベアード賞を受賞し、その授賞式のためモンタナからDCに向かう天才少年スピヴェット君のロードムービー。

2020年112本目。

『アメリ』を観て、ジャン=ピエール・ジュネ監督は合わないと思っていたけど、今作は素敵だった。『アメリ』も見直してみようかな。

空想などの頭の中を映像化するいかにもジュネ監督らしいクセのあるカットもあるけど、それがなかなか愛おしい。モンタナの実家からスミソニアンのあるワシントンDCまで旅をするわけだけど、その途中のちょっとした出会いと別れの描き方もセンスがいい。そしてこの旅を通して、家族の大切さや絆に気付き、家族の捉え方に変化が見られるところが素敵。お父さんお母さんのビンタも爽快。全編で聞かれるカントリー風のテーマ曲もいい。

ヘレナ・ボナム=カーター、やっぱり美人なんだよなぁ。
不死鳥の川

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