ヤスマサ

パワー・ゲームのヤスマサのレビュー・感想・評価

パワー・ゲーム(2013年製作の映画)
3.7
野心ある若者アダム・キャシディ(リアム・ヘムズワース)が、逃げ場のない境地のために産業スパイとなり、2つの巨大IT会社の間で葛藤と奮闘を描いたサスペンス。
アダムは、ワイアット社を解雇されるも、経費の私的流用を理由に、ニコラス・ワイアット(ゲイリー・オールドマン)CEOから、ライバル会社のアイコン社、ジョック・ゴダードCEO(ハリソン・フォード)の下へ潜入して新商品の情報を盗み出すよう強要される。

豪華なキャスティングで見応え充分。
アダムが窮地に落ち入ったのは、会社からの理不尽な評価が起因だろうが、理由はともあれ、浅はかな行動で自業自得な所がある。
だからこそ逃げ場がなく、話が面白くなるのだが、アダムがどんどん追い詰められる様は、強迫観念も相まって緊迫感が増していく。
形勢逆転をかけて、終盤にかけての展開に目が離せない。
また、カリスマ経営者によるライバル2社の駆け引きは、直接の共演は僅かなものな、名優同士の対決とあって見ものだ。
この2人は、「エアフォース・ワン」でも敵役として共演している。
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