のん

ジョーカー・ゲームののんのネタバレレビュー・内容・結末

ジョーカー・ゲーム(2015年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

20210616/Netflixにて鑑賞

前知識として、同タイトル『ジョーカーゲーム』アニメ鑑賞済み、原作小説は内1巻のみ既読。

原作があるもの、特にスパイ物はメディアによって画風(という言い方が正しいのか分からないが‥)が変わってくるものではある。という体で鑑賞しているため、アニメ、小説どちらも楽しめた身としては、映画も期待をしての鑑賞。

結論から言えば、「勿体無い」という感情が勝ってしまった映画だった。

というのも、
アクションシーンがあまりにも長い。ここが非情にもったいない。
「D機関に軍人出身者はいない」という話であったが、ここまでアクションを見せられると、果たして本当にそうなのか?とすら疑問に思う。
ハニートラップに引っかかる(これは敢えてなのかもしれないが‥)事に関しては、私は特に否定的ではなく、そういう世界でのD機関の一員として捉えた。深田恭子のアクションも私は嫌いではない。嫌いではないが、やはり、演出としてはくどいのだ。
『死ぬな 殺すな』という教訓の元でのD機関、最終的に爆発というド派手な逃げ方で良いんだろうか‥‥という点も疑問を抱く。

なんだか細かな矛盾に目をやってしまう映画だった。
ただ、冒頭の、D機関での訓練や、嘉藤の能力、スパイらしいガジェットやその使い方などは良かった。
故にこれだけ面白い設定が散りばめられていたのだから、もう少し頭脳戦等を入れても良かったのでは?と個人的には思う。
のん

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