マーベル大好き

白鯨との闘いのマーベル大好きのレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
3.7
世界の十大小説の一つと言われるメルヴィル著『白鯨』の実写化であり実話。
映画の良いところは普段知り得ない時代背景や職業などを作品を通してよりリアルに知ることが出来るところだと改めて思わされた。

ハーマンメルヴィルは新鋭小説家であり自身も捕鯨船に乗った経験があることから次作のテーマを伝説の怪物といわれる白鯨にしたいと考え、白鯨を見たとされる捕鯨船の一団の唯一の生き残りであるニッカーソン(ブレンダングリーソン)を訪ねる。
しかしその妻によるとニッカーソンは長く酒浸りであり捕鯨船に乗っていた頃のことについては固く口を閉ざしているという。

メルヴィルは話を聞くことで自身は次作のテーマを得、ニッカーソンは長く背負ってきたものから解放されるとともに話を聞くことに対しての対価(メルヴィルの全財産)を得ることが出来ると交渉する。
そしてついにニッカーソンは重い口を開き、彼が14歳の時(若いニッカーソン トムホランド)に新人として乗った捕鯨船エセックス号と一等航海士のチェイス(クリスヘムズワース)、ポラード船長(ベンジャミンウォーカー)のことを語り始める。
それは壮絶な物語だった。


初老のニッカーソン、観たことあるなぁと思ったらハリポタのマッドアイ役の人でした。そして船長のいとこの青年は同じくハリポタの謎のプリンスでトムリドル役を演じた俳優さん✨二等航海士のマシュー(キリアンマーフィー)はバッドマンビギンズでジョナサンを演じていた人で色んなシーンで『この人見たことある』といちいちテンションあがってしまいました。

捕鯨船乗船と共にチェイスとポラード船長のマウントの取り合いに辟易としながらひたすらの若くて可愛いトムホランドに癒されていました(笑)
海外での捕鯨の歴史を知らなかったので良い勉強になったとともに自然界での人間の無力さを痛感。

そしてこんな思いをしたのにまた海に出て行くチェイスの行動にただただ驚き。私なら海をみるのも怖くなりそう。