グラッデン

白鯨との闘いのグラッデンのレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
3.5
日本公開版のポスターデザインがダメな意味で話題になって公開を知った作品ですが(汗)ロン・ハワード監督作品ということでフラッと見てまいりました。

ロン・ハワード監督作品ということで、個人的に期待していた、スクリーンに映される画的な豪華さ、細部にこだわったディティールは臨場感が伝わってきて良かったです。

また、同監督の作品で結構好きだった『ラッシュ/プライドと友情』で好演してたクリス・ヘムズワースがメインキャストの1人に名を連ねておりますが、個人的に本作の役柄も良かったです。ギラギラとした野心を胸に秘めたキャラが似合いますね。

一方、物語に関しては「一体、私は何の映画を見に行ったんだ」というのが鑑賞後の最初の印象です。というのも、作品自体に様々な要素が詰め込まれておりまして、端的にテーマを絞れなかったからです(当方の鑑賞レベルの問題もありますが)。

そのため、見終わった後、日本公開版のポスターデザインを手がけた人たちの気持ちが少しわかったりもします。。

ただし、オリジナルのタイトル(何故かわからないけどEDで何度も出てきて覚えてしまう)、そしてポスターを見ると凄く納得します。この点は本編をご覧になった時に注目していただければと思います。