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インヒアレント・ヴァイスのcchhiikkaakkooのネタバレレビュー・内容・結末

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます


元カノシャスタの再訪を皮切りに、様々なハプニングに巻き込まれていく私立探偵のドック。失踪したシャスタとその愛人ミッキーの行方を追う中、次々とわき出る謎や発生する事件、それらが次第に明らかになり、最後には、、


相関図も書いてしっかりと観て(二夜連続で)理解したはずなのに、、
“黄金の牙”に絡む事件も解決、シャスタもミッキーも無事(シャスタにいたっては、よりを戻したわけではないと言いながらもドックの元に戻ってきたし)、死んだとされていたはずのコニーも家族の元に戻れて、めでたしめでたし。なんだけど、なんだろう、、映画を追っていくと点と点がつながって、どんどん明らかになっていくことがあって、それはとっても気持ちのいいものなんだけど、映画の中で印象的だった霧の中にいるような、マリファナの煙が焚かれている時のような、“ぼんやりとした何か”の中にいる感覚が最後まで抜けない、ってゆう不思議な映画だなあという印象。手のひらで作った小さな雪の玉が、ゴロゴロと雪山の中を転がってって、気付いたら想像もしてなかった程に大きな塊になっていくみたいな、いつの間にやら大きな問題が絡んだところにたどり着いてしまったドック。みんなみんな、“インヒアレントヴァイス(避けられない危険)”に常に付きまとわれていたなあ、、。いやあ、しかし権力や巨万の富を持った人間や、情報をも操作出来てしまう国家ってのは怖いなあ~~
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