Coco

リトルプリンス 星の王子さまと私のCocoのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

"心でみれば そばにいる"

星の王子様原作は読んでいないもののミュージアムは行ったことがあるので話の理解はできました。中盤~終盤がなかなか皮肉が効いていて良かったです、少しうるっときてしまった~

良い点
・星の王子様のお話の折り紙アニメーションが素敵
・ビジネス第一の無機質な社会⇔想像力豊かなクリエイティブな世界の対比がよい
・キツネのぬいぐるみのアニメーションかわいい
・最後の星の王子様が本来の姿になるシーン最高…!

微妙な点
・無機質シーンが暗くのっぺりしたCG(昔のピクサーみたい)で苦手
・母親や女の子にイライラする
・異常な程の教育ママの心理描写不足(ラスト唐突に理解ある母親になる)
・CGデザインがピクサー

なんか物凄く惜しい…!!
でも見終わった後に色々と考察してみたり余韻に浸れる作品でした。
あくまで原作の"星の王子様"は折り紙パートで、その後のストーリーはCG、すなわち女の子の想像の中なんだろう。

その証拠に女の子が思う大人のイメージが暗い、ロボットのような世界、机に向かわせきつねらを捨てる人は母親、閉じ込められた星は自分で吸った掃除機を連想させる。
おじいさんと会うまで正しい道だと思っていた、悪く言うと社会に毒されたifの未来の自分(=大人の王子様?)に対してNOといい自分自身に言い聞かせている気がする。

ラストおじいさんにあげた本を作ってるときの頭の中なのか、はたまた夢の中なのか、色々な想像ができるけれど、どれにしろ女の子の心の中の葛藤があのチャプターなんだろうなと思う。

中盤まではそこまで…だけど、終盤のあのチャプターから好きすぎて!特に王子と飛行機に乗って逃げるシーンからかかるBGMと映像が好き
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