デニロ

天使のはらわた 赤い眩暈のデニロのレビュー・感想・評価

天使のはらわた 赤い眩暈(1988年製作の映画)
3.0
1988年公開。原作脚本監督石井隆。

『天使のはらわた 赤い教室』の水原ゆう紀、蟹江敬三の名美、村木が出色だったので、本作の桂木麻也子と竹中直人が見劣りしてしまう。

物語は、名美/桂木麻也子の不幸を絵にかいたような話なのだが抒情的な呟きに満ち溢れてしまう。水原ゆう紀、蟹江敬三の名状し難い関係に当時のわたしは気が遠くなったものだ。/僕は3年間君のことを探しまくったんだ/わたしがあなたを待ったのは3時間だけだったけどね/

桂木麻也子はどれくらい竹中直人を待つのだろうか。パティ・ペイジの「テネシー・ワルツ」は3分足らずだけれど。

国立映画アーカイブ「逝ける映画人を偲んで (プロデューサー)成田尚哉 2019-2020」にて
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