震災の日に、観たことを一瞬後悔した。
シェールガス開発の為に、利権買収の為に訪れた主人公と街の人たちを巡る物語が、原発問題を想起させたから…。
よくある環境問題や企業の巨大利権を扱う映画と違って、買収側の営業マンの葛藤で描かれてるが故に、より地元の置かれている苦境と葛藤が真に迫る。
環境問題を声高に反対するのは容易い。原発問題の大半のように、安全地帯にいて、正論だけを掲げる自分本位なズルい論理じゃない
泥水覚悟で、それでも飲まなきゃいけない当事者たちの苦悩や状況を、私たちはどれだけ本気で理解できてるのだろうかと、改めて考えさせてくれた1本。