このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
字幕版です。
基本的に苦い作品でした。
それでいて、最後は爽やかな着地でした。
好きな作品です。
①良かったところ
・苦い
どこに行っても落ち着かない様子のフランシス。
実家から戻ってきた後の食事会が地獄でした。
強がってしまうフランシスを観て、「もうやめて……」と思いました。
その後のパリ旅行も楽しめず。
やっと友人から連絡があったと思えば、帰国後という間の悪さ。
あの「good timing」が皮肉すぎて衝撃を受けました。
全体的に「自分だけが置いていかれている」感が強烈でした。
・親友との関係性の変化
冒頭の「楽しそうだけれど、どこか息苦しそうでもある」という微妙な距離感に惹き付けられました。
人生が変化するに連れて距離感が変わっていくところに共感しました。
寮でのやり取りが絶品でした。
そもそもソフィーも悩んでいたことが明らかになり、「人にはそれぞれ事情がある」ところが良かったです。
また、「もしも……」で話すだけだからこそ楽しいのであって、仮に実行したら別の問題が生じそうだなと。
そもそも現実的ではないですし。
楽しいけれど悲しい。
そんな不思議なシーンでした。
・最後は救いがある
事務職のポストが残っていたのは、都合がいい気もしました。
ただ、「人生は嫌なこともあれば、いいこともある」という点でリアルだなと思いました。
希望のあるラストに繋がるので良かったです。
・『Modern Love』
劇中で流れた時も良かったですが、特にグッときたのがエンドクレジット。
爽やかな終わり方でした。
②まとめ
好きな作品です。
観て良かったです🙇♂️