27歳こじらせ女フランシスの、痛くて
切なくてさみしくて、それでもどうにかやってる映画。
バリバリ働いてて、辛い事あるけどやりがいあって、
恋人と喧嘩もするけどやっぱり彼が必要で･･
みたいな意識高い系女子が主人公の映画には
わたしはどうも共感が出来ないし、
自分がそんなライフスタイルを送っていないから
コレがアラサーのまっとうな生き方なんだよって言う
押しつけがましさや息苦しさを感じてきた。
でもフランシスは違かった。
本当にめんどくさい。わたしよりひどい。笑
無理して笑う事もなく、無理してモテようとする事もなく、
不器用だけどそれなりに、どうにか生活してる。
全部「それなり」だけど、別によくない？って
駄目だめなわたしを受け入れてくれるような作品。
全編モノクロなのに、頭の中に残った映像は
ものすごくカラフルでいいにおいがした。不思議。
