ミサホ

監視者たちのミサホのレビュー・感想・評価

監視者たち(2013年製作の映画)
4.1
先日、中古DVD📀ショップで買った作品を早速、観てみた。

いやぁ…なにこれ!
めちゃくちゃ面白いではないか。
そこまで期待してはいなかったけれど、その期待を軽〜く飛び越えて、大満足のイッポンでした。

監視班て部署あるんだ…警察には。
その監視班、お仕事は犯罪者を監視すること。その監視はチーム戦なのだ。現場チームと管制チームの細かくて狂いのない連携っぷりが格好良い。

その巧みな連携と個々の高いスキルで犯罪組織とその親玉を追い詰める…そんな物語だ。

その監視班に配属されたユンジュ(ハン・ヒョジュ)の入部試験みたいな冒頭から、ぐいぐい引き込まれる。この子、浦沢直樹の漫画に出て来そう。少年ぽいヘアスタイルが素敵です。

そのユンジュの上司にあたる指導役のソル・ギョングがまた良い。あんな上司なら秘めたる能力がグングン伸びそうだよね!

監視班のメンバーは並外れた記憶力と洞察力を兼ね備えている。まるでモサドとかKGBみたい。そんな彼らは、“影”と呼ばれる正体不明の犯罪組織の親玉を捕まえるのが目下の任務だ。

監視班の標的となる、冷酷な“影”を演じたチョン・ウソンがこれまた良かった。こないだ『ハント』を観たばかりだけど、その前まで『藁にもすがる獣たち』のふざけた男のイメージが強かったから、本作の役は一段と格好良く見えた。

ビルから脱出する時に消化器🧯使うとことか、いつの間にか首とかに万年筆刺してたりするとこなんか、ゾクゾクしました。どことなく北の工作員ぽいキャラだけど、北は関係ないみたい。

数独を暗号に使うのも粋やね。

何はともあれ、“影”を追う監視班の仕事っぷりを楽しむ作品だ。役割分担が明確になっていて、出しゃばりなヤツなどいないのだ。自分のすべきことを心得ている。報連相も大事だね。

それと、イ・ドンフィが監視班にいたような気がして調べたら、やっぱりいました。オウム🦜役でした🤍嬉しい驚きでした。
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