矢崎

監視者たちの矢崎のネタバレレビュー・内容・結末

監視者たち(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

辛くて気の毒で面白かった

ひたすら監視と尾行を繰り返す華々しさとは無縁の職場環境は眺めているだけでも辛い

一方の犯罪者リーダーの方も辛い
個人としての能力は非常に高いのに、用意周到に練った作戦が実行犯のバカさで台無しになりそうになったりする
この、雇われの下っ端にも自身と同じストイックさを期待するあたりにも孤独を感じて哀しくなる
(せっかく金庫破りをしたのだからついでに他のものもちょろまかしたくなるというのは尤もだと思う)
犯罪自体もやりたくてやってるというよりは命令されてそうするしかないからやっていて、決して自由ではない

監視チームのムードメーカーさんの愛嬌がたっぷりなところも辛さに繋がるし、とにかくみんな大変でとてもよかった
矢崎

矢崎