シネマート新宿にて
最終上映で、映画「監視者たち」鑑賞。
一般の会社を隠れ蓑にした暗殺組織の社員を描いた「ある会社員」のような、表には出ない国家権力たる警察特殊任務の組織が舞台。
天才的な記憶力の新米警官が、経験豊かな班長の下で仲間たちと共に犯罪の影を追い、成長していく物語。
CSIのようなメカとサイバースペースのギミックが面白い。スピード感が心地よかった。それとともに、実際韓国のインフラ環境ならここまでやってそうなリアル感もあった。
ハン・ヒョジュ演じる新米警官を面接しているオープニングと、最後の山場にがうまいこと回収されてた。単なる犯罪組織を追う話ではなくて、人間の成長を描いた作品になっていた。
チョン・ウソンの悪役像を書き込み過ぎてなかったので、変な感情移入せずに済んだのがまた良かった。日本の映画なら、この影の子供の頃の生活をインサートしてそう…。悪い奴は悪いんだ、という分りやすさが良い。
それにしても、ソル・ギョングの幅の広さったら。「ソウォン/願い」で着ぐるみ着てたアッパとは思えません。
オリジナル版の方も観てみたいな!