せーや

アントマンのせーやのレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
4.2
序盤 - アリがぁ!
中盤 - アリがぁぁ!
終盤 - アリがぁぁぁ!

泥棒として数々の事件をこなしてきたスコット・ラングは、新たな盗みの計画を聞く。
それは、とある大金持ちの豪邸へ侵入するものだった。

マーベル史上最小のヒーロー、アントマン。
予告編では、かなりコメディ感がただよっていたので気になりつつも、スベらないか心配だったんだけど…マーベルオタクとしては見ないわけにはいかないと。

見に行ってきました。
これは、とにかく素晴らしかった。
今までのマーベルにはなかったですよね。
アントマン自体は古参みたいだけど。

今回のヒーローは、
ヒーローらしくない、というのがポイント。
そもそも泥棒だし、暴力ギライ。
「強盗じゃない!」って。
一般市民より一般市民な性格の持ち主。

なんだか情けなさの残る彼が
アントマンになっていくわけですから
かなりコメディですね。
まあ、監督脚本主演をコメディで固めてるわけですからね。
小さくなったら絶対あるだろうなぁ~っていう笑いポイントが、やっぱりあるんだけど、それでも笑ってしまう。
これは予告編見ない方が良かったかなあ。

でも、コメディだけでは終わりません。
アントマンことスコットは、そもそもが犯罪者。
家族に見放され、娘に会いたくても会えない。
自分が悪いのはわかっている。
娘だって、いつかはこんな自分を嫌いになる日が来てしまう。

そこで出会った、贖罪のチャンス。
彼にとってヒーロー=贖罪なんです。
しかも彼だけでなく、アントマンの開発者ピムにとっても、ヒーロー=贖罪なんです。

この絶妙なコメディとシリアスの比率。
そしてプラスされるマーベルネタ。
最初の最初から最後の最後まで、ネタが散りばめられています。
これは、ぜひ劇場でご確認ください。

アントマンだからってアリは出さねえだろ…
と思ってたら、出てきましたね。
しかもバグズライフみたいな可愛いアリではなく、超リアルなアリ。
まあ、見ているうちに慣れるかと思いますが、群れるとさすがに気持ち悪いですね(笑)。

Gが出なくてよかったです。

ついにマーベルにマイケルダグラスも参戦。
RDJとの絡みに期待が持てます。
せーや

せーや