takeratta

nudeのtakerattaのネタバレレビュー・内容・結末

nude(2010年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

元セクシー女優みひろ(金子みひろ)の自叙伝小説の映画。
絡みシーンあり、rating : R15+指定。

新潟から高卒で空港の手荷物チェックの仕事で上京就職したJK。実は芸能人になりたい、そんな夢を持っていた。

渋谷でスカウトされ名刺をもらってものの、同じく上京していた彼氏に気をつけて!ああいう勧誘多いから!と釘を刺されつつも

プロダクション社長と会って話しを進めてゆくうちに、AV女優として売り込み、
他にもヌードモデルや、グラビア、Vシネマなど
媒体を拡げて活動する人がいるが、
根っこはAVのキャスティング事務所。

AVは出ません!を確約し契約し話が転がり始める。

失恋、モデルのキャリアアップの道筋って、
世界5大ファッションショーのランウェイしかないのだが
なんだか分からない、商業モデルでお茶を濁すなか、売れるために何が足りないか?
それでもこの裸を売る仕事を誇りを持ってやりたいか?やれるのか?

結果、AVに出演すると、業界上げての破格の巨大契約を交わし、堂々AV女優デビューしたところ

彼氏を捨て仕事を選ばざるを得なくなり
新潟のJK時代の同級生の親友からは、裸の仕事をすることを受け入れられないと
親友ではないと見捨てられる。

そんな中も、見られ撮影される被写体側の苦悩を感じつつ、あるべき姿を模索したという懐古。

現存在命の人物につき詳細コメントは控える。

職業偏見は無いものの、ある世界で生きてる人からすると、
信じられない仕事なんだろうし
そうでなく、美しく脱げる仕事を生業にしても、受け入れられる世界は、AVに限らず
歓楽街の仕事も、銀幕も、あるにはある。

生き抜くには正解や正攻法が無いのが人生ゆえ、
その思いを垣間見ることが出来ます。

中身は、純粋な女の子なんだよなってところと
大人として、仕事して!というシビアな世界は
どの業界でもあるものなのだなと、再確認をした。

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『nude』(ヌード)は、2010年9月18日公開のみひろ原作小説の映画化。R15+指定。
シネマート新宿ほか全国15スクリーンで順次ロードショー。監督は小沼雄一。主演は渡辺奈緒子。

2010年8月27日には第35回湯布院映画祭で特別上映。
マスコミ向け試写会では、女性モデルやタレントなど207人に及ぶ女性来場者が殺到し上映後には涙ぐむ姿も多く見られたという。

また、ぴあ初日満足度ランキング(ぴあ映画生活調べ)では第5位に評価された。

キャッチコピーは
「わたしは今日、セックスに嘘をついた──」。


監督 - 小沼雄一
製作 - 藤岡修、宇田川寧
プロデューサー - 永田芳弘、柴原祐一
エグゼクティブプロデューサー - 木村有一

原作 - みひろ『nude』(講談社刊)
脚本 - 石川美香穂、小沼雄一

撮影 - 早坂伸
衣装 - 宮本まさ江
編集 - 前嶌健治
音楽 - 宇波拓
ヘアメイク - 喜舎場志乃
照明 - フクナガヒロアキ
装飾 - 龍田哲児
録音 - 小宮元

助監督 - 江利川深夜

製作 - 『nude』製作委員会(ハピネット、m-voice、スモーク)
製作プロダクション - スモーク
制作協力 - ダブ

配給 - アルシネテラン、ハピネット
主題歌
テニスコーツ「バイババビンバ」
作詞・作曲 - さや、並木大典 / 作曲 - 植野隆司
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