荒野の狼

日本統一3の荒野の狼のレビュー・感想・評価

日本統一3(2013年製作の映画)
2.0
「日本統一3」は、冒頭から3/4ほどが山口祥行が敵対するヤクザのトップの暗殺をはかる話で、最終版に本宮泰風が抗争に終止符を打つという展開。二人とも芝居の部分では存在感を見せるがアクションは、拳銃を数発撃つのみで、特筆すべきものはない。話の内容は相変わらず、単純かつ現実離れしており、ヤクザ同士の暗殺と逮捕という繰り返しであるが、暴力シーンは穏当で短いので、視聴後に重い気分が残らないのが本作の魅力。反社会集団を描いているが、昔の西部劇で対立一家同志が殺し合うという系図に雰囲気は似ており、ドロドロした感じがないのはよい。本作は、視聴した感覚は、1時間の連続ドラマの一回分くらいの軽さで、見た後に疲れが残らない。梅宮辰夫が、対立しているヤクザの仲裁に入る別のヤクザ組織のトップで出演しているが、重厚感に欠ける演技で名前だけの出演という印象(これは第一作のゲストの千葉真一と同様)。
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