がんドレ

Birth/バースのがんドレのレビュー・感想・評価

Birth/バース(1984年製作の映画)
2.0
めちゃめちゃ動く。最近のアニメではなかなか見ることができない、全部手描きのアニメだ。遠近感のある背景も、煙や瓦礫なんかの特殊効果も、全部職人芸の手描き。細部に至るまで信じられないぐらい滑らかに動く。そしてオリジナルの金田パース、金田光り、金田ジャンプがたくさん見られる(原画から本人かどうかはさておき)。しかもヒロインは可愛いし、永井一郎もたくさん喋る。というかずっと喋ってる。よくわからない乗り物メカも出てくる。

この、これだけ揃っていてマジでなんも面白くないというのは、いったいどういう魔法なのか。目を疑う。自分のコンディションが悪かったのかな、とか、テレビが情報を正しく表示できてなかったのかな、とか色んな方向に首を捻ってみたけど、どれだけ首に角度をつけても面白くないもんは面白くない。これ当時のオタク達はどうやって咀嚼したのだろう。何か秘伝のタレがあったに違いない、そうでなければ無理でしょ。

そういえばてっきり金田伊功監督作品だと思ってたけど違った。クレジット表記はアニメーションディレクター。よくわからないけど作画監督とかなんかな。
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