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異人たちの棲む館のturkeyのネタバレレビュー・内容・結末

異人たちの棲む館(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

大林監督の作品と間違えて借りそうになり、結局、気になり借りてしまった作品。(笑)

filmarksの評価は低いけど、とても好きな作品。(原題「素晴らしき存在」)
ゲイ気質で俳優志望の男が安い家賃に惹かれて引っ越したら、そこは、第二次世界大戦で殺された劇団員たちが隠れ住む幽霊屋敷だった。(ちゃっかり、演技指導まで受けたりする)
「ゴースト〜ニューヨークの幻」と同じく「成仏」するまでの話だけど、裏切り者を憑り殺さずに正反対の手段で自分達を成仏させるのが、イタリア気質というか陽性で救われる(登場人物達も観てる側も)。
ラストシークエンスはアンネ・フランクが、もし平和に街へ出られたらという気にさせられたし、「ニュー・シネマ・パラダイス」に似たラストも切なさと優しさに満ちていました、佳作だと思う。
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