イペー

ウォーリアーのイペーのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
4.2
不細工な映画だなあ!そして形だけ整えた様な映画なんてクソ食らえ‼︎
えー、ちょっとアドレナリン出てまして、興奮してしまいました。失礼しました。
兄弟愛や親子愛をテーマとした作品は過去に数多くあるかと思いますが、こんなにも言葉少なく、しかしながら雄弁に語った作品があったでしょうか?
兄と弟、それぞれに理由を背負い、想いを抱えている訳です。
お互いの心を伝え合うのに言葉じゃ足りない。ならばどうするか?
ありったけを拳に込めて、殴り合うしかない。
そこには不細工で純粋な、愛の形があるのです。
泣くに決まってるじゃないか…。
この不器用な兄弟に輪をかけて不器用な親父。ニック・ノルティの情けない顔にも何度となく涙しそうになりました。
そしてトム・ハーディ!凶悪さとピュアさを共存させる面差しと肉体。
今も昔も彼の様な存在は映画界にいないと断言できる!
格闘シーンの見せ方、盛り上げ方なんかはやや物足りない部分もありましたが、ラストのトムの表情で全て吹っ飛びました。

男汁全開で大満足でしたが、自分の場合、意思の伝達は身体に頼らない方向で今後も頑張ります。 …痛いの嫌いなんで‼︎
イペー

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