となりのデルトロ

ウォーリアーのとなりのデルトロのネタバレレビュー・内容・結末

ウォーリアー(2011年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

いやー泣いた、めちゃくちゃ泣いた
日本ではdvdスルーになっちゃったけど、これは間違いなく傑作、いや大傑作
とにかく主演のトム・ハーディ!!
獣のような目つきと体つき!ファイティング・ポーズ超かっこいい!
壮絶な孤独と怒りを抱えた佇まいに圧倒される

親子、兄弟の深いドラマととにかく燃える格闘シーン、どちらも最高!
ドラマ部分は厳しい現実を容赦なく描いていく。弟はイラク戦争でトラウマを負い、兄はサブプライム問題で家を失いかけている
どちらも現在のアメリカの社会問題の犠牲者。そしてそこから這い上がるために、総合格闘の大会の優勝を目指すことになる。
アメリカ人にとっては特に他人事じゃない、切実なドラマだ
父親との確執も本当に泣ける・・
そしてアクションシーンは撮影も見事だし、色んな人の応援シーンをたっぷり入れてるので、こっちも一緒に応援してる気持ちになって超燃える!
俺も登場人物たちみたいに声出して応援しまくりましたw
トミーが熱狂的に応援されればされるほど孤独が深くなっていくように見えるのが印象的
そして最後は賞金も周囲もどうでも良くなり、弟のどうしようもない孤独と怒りを兄がしっかり受け止め、そして救われる。泣いた!

ロッキーにしろレスラーにしろ本作にしろ、本当に良い格闘映画は人生との格闘を描いてるから名作なんだと実感
いつだって一番痛いのは人生。必見!