桔梗F

ウォーリアーの桔梗Fのレビュー・感想・評価

ウォーリアー(2011年製作の映画)
4.3
選手として知られた父(ニック)をトレーナーにし、格闘大会に挑むトミー(ハーディ)。
彼は、家族を守るために格闘家として復帰した生き別れの兄・ブレンダン(ジョエル)とリングで再会する。

これは傑作の類いに入る素晴らしい映画でした( ;∀;)
なぜこれほどの映画が日本に入ってくるまで4年かかったのかが謎(笑)
トム・ハーディ人気でようやくですが、とりあえずギャガさんグッジョブ!

まあアメリカで制作費の半分ほどしか回収できなかったコケもあると思いますが…

元海兵隊のトミーは戦友の家族のため、兄は自分の家族のため、父は失った家族の絆を取り戻すためトレーナーとして、賞金500万ドルの総合格闘技のトーナメント優勝を目指し戦う!

シナリオはこてこての兄弟愛、家族愛&スポ根映画です。

ギャビン・オコナー監督はホッケースポ根もの「ミラクル」も良かったので得意分野でもあります(^o^)

高校で物理教師をしている二児のパパの兄が、総合格闘技で世界の頂点を目指すというのはさすがにハリウッド的都合よさですが、主要3人の演技を観てるとそんなツッコミどころはふっとんでしまいます(;゜∀゜)
主要キャラ、脇役たちも名演すぎる…

本作でアカデミー助演取った父役のニックノルティは当然ながら、トム・ハーディが天才すぎる( ; ゜Д゜)まさに野獣。
トムハーディのこの演技でアカデミー賞とれないのは、おかしいレベルのすさまじさです(T-T)

「ダークナイトライジング」でなぜトムハーディがペイン役に大抜擢されたかは、本作を観るとすべて氷解します(;゜∀゜)

シナリオできすぎかなあと思いつつ、ラストバトルに突入したら、もう涙が止まりません(笑)熱すぎる!
最終決戦3ラウンドからのの挿入歌は反則( TДT)泣くって
※The nationalの「about today」って曲です

「ロッキー」の現代版みたいとも言えなくないですが、終盤の主要3人の演技だけでお釣りがきます。格闘技テクニックもなかなか様に…

単純な熱さでは香港の「激戦ハートオブファイト」に及びませんが、映画としては同じくらいの名作でした(T-T)

今年は邦画の「百円の恋」、香港の「激戦」、本作と格闘技映画大当たりイヤーです(^o^)

まずハズレないので多くの方にお勧めできます(^^)
尺は140分と長いですが…
桔梗F

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