芝居を見終わったあとの爽快感。
私にとって三谷幸喜さんは古畑任三郎の脚本家でも、映画監督でもなく、
劇団東京サンシャインボーイズの主宰で脚本担当、たまに舞台俳優の人。新宿シアタートップスで何度も三谷幸喜さん(東京サンシャインボーイズ)の芝居を観てきた。
壮大なストーリーではないけど、緻密で、ところどころ笑わせてくれて、最後、ちょっと良い気分になる。
それが三谷幸喜さんの芝居だし、この映画で久しぶりに芝居の三谷幸喜ワールドを堪能した。
羽田行きの飛行機が、天候不良のため松本空港に緊急着陸。
そこから、一つの家族と空港で働く竹内結子さんの100分間の劇。
ノンストップ、ワンカット、松本空港を舞台とした芝居。
ストーリーに矛盾はあるけど、ワンカットの芝居として見ると許容できる。
ラストは東京サンシャインボーイズの芝居を見終わったときと同じ爽快感だった。
※元はWOWOW用のスペシャルドラマとして撮影。後に映画館上映も。