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ミニオンズのNMのネタバレレビュー・内容・結末

ミニオンズ(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミニオン自体は知ってたけどこういう設定・歴史・生態だったとは。
実は一作目だと思いこんで観たがそうではなくスピンオフ作品だそう。
でもストーリーの時系列にはこれが最初(原始時代から。)なので、この作品から観るのもわかりやすくてアリ。とりわけ、とりあえずミニオンが何かだけ知りたいという人に。一作目(グルーの月泥棒)ではミニオンが何なのか説明がないので。
あとUSJのグッズで人気のティムが一体何なのか知らない人はこれでわかる。
エンドロールは絶対観ること。
吹替版もおすすめ。

遥か昔から地球に住むミニオン。独自の言語を使い(ごくたまに人間語も使う)、群れで暮らし、常に強そうなボスを求めて尽くすのが彼らの幸せ。
だが強そうなボスもみんなすぐいなくなってしまう(ミニオンたちのミスのせいで)。
一旦は洞窟に籠もり平和な暮らしを手に入れたミニオンたちだがやはりボスがいないと生きがいがない。
ある日、群れの一人がボスを求めて冒険へ出ると宣言。果たして。

発案者のケビンに、ロック好きのスチュアートとドジで子どもっぽいボブがお供についてきた。
三人はまずアメリカ(ニクソン時代)へ到着。人間界にしれっと馴染んだところで、大悪党大会というイベントがあることを知る。ここなら強いボスが見つかるかもしれない(ミニオンたちはボスに善悪や人格、種族すらも問わないようす。強そうであればいいらしい)。
オーランドで行われた大会で、大悪党スカーレットから運良く部下に選ばれた三人。彼女についてイギリスへ行く。

スカーレットからくだされた命令は、エリザベス女王の王冠を盗んでくること。
素直なミニオンたちは言われたとおり女王の居場所を目指す。
案の定大騒動。衛兵たちに追われるうち、なぜかその辺の公園に突き刺してあったアーサー王のエクスカリバーをボブ抜いてしまう。
伝説が実現し国王として祭り上げられるボブたち。

それを知ったスカーレットは裏切りだと怒り心頭、自らその座を奪いにやってくる。そこでボブはスカーレットに王座を譲ったが、スカーレットは三人を地下牢に監禁。
今度はスカーレットとの対決。なにやらゴジラ対メカゴジラ的な戦いの末、また運良くミニオンたちが勝利。基本、運で勝つ。

混乱に陥ったイギリスに平和をもたらしたとして女王から改めて表彰された三人。
しかし突然現れた少年が王冠を持ち去ってしまう。彼は一体誰なのか。
エンドロールを観ればグルーシリーズの「月泥棒」へ至る経緯が理解できる。その様子がとてもよい。

個人的に、舞台となるイギリスの描き方が面白くて気に入った。世界中の人が持っているであろう典型的なイメージと、それを利用したカオスな展開。

グルーシリーズもとてもおすすめ。ヒューマンドラマというかほっこりandじーんとする場面が多い。
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