面白さ、可愛さに極振りしてアニメーションを作るとこうなるんじゃないかな。
ミニオン。人類が誕生する前から存在する不思議な黄色い生き物。彼らの遺伝子には、最強のボスについていくという本能が刻まれており、太古の昔から悪という悪を探し続けていた。でも失敗ばかりで、いつもボスを抹殺してしまう。生きがいを失ったミニオン達を救うべく、3匹のミニオンがニューヨークに冒険へ出る。
笑いと可愛いをテンポ良く盛り込むために、細かいストーリーはほぼ無し。馬鹿ばっかり(いい意味で)。ブツ切りのショートコントをずっと見てる気分。その代わり、可愛い、面白いがノンストップで続く狂気のアニメーション。
月泥棒、危機一髪からの流れでついに映画を乗っ取ったミニオン達。人間の言葉を話さないキャラクターに、ギャグと可愛さだけで個性を出させるのは凄い。しかもそいつらが主演な訳だからどうやってストーリーを運んでいくのやらと思っていたけど、まさかストーリーを極限まで省くことで達成するとは！
3Dで観たけど、本編は特にその必要なし！エンドロール後のオマケ映像は3D向けに作られているので、結構楽しい。昔ディズニーランドで行ったミクロアドベンチャーを思い出した。あとものすごーく偏ったイギリス感と、一応現役のエリザベス女王をあそこまで馬鹿に出来る勇気は凄い（笑）
