このレビューはネタバレを含みます
なんとなく映画が観たいと思い、なんとなく選んで観た映画。まさしく「なんとなく観る」のに最適な映画。ストーリーもよくある流れでまったく難しくなく、登場人物も主要キャラが敵味方合わせても10人弱と多くないので気軽に観れます。
敵の悪魔の造形が面白いぐらい子供っぽくチープなデフォルメでびっくりします。仮面ラ○ダーに出てきそうなデザインで、人間の姿から変身する度に笑ってました。調べていないのでわかりませんが、コミックスが原作とかならちょっと納得です。
ストーリーは本当にありがちな流れ。
悪魔に対する立場が通常の神や天使でなく「ガーゴイル」なのは斬新でしたが、やってることは悪vs聖の王道パターンそのまま。
数千だか数万だかの人間の死体を器に地獄に堕ちた悪魔の魂をこの世にいっぺんに呼び起こそうという悪魔側の壮大な計画は映像的にも圧倒感があり良かったです。ただ、終盤でガーゴイルたちが復活していく悪魔たちのポットを1個ずつちまちま破壊していたのには大笑いしました。「この数を相手にそれ?」って感じで。笑
似たような映画を挙げるなら『ヴァン・ヘルシング』(2004)と『コンスタンティン』(2005)。
出演者に『ロード・オブ・ザ・リング』でエオウィンを演じたミランダ・オットーや『パイレーツ・オブ・カリビアン』2作目でデイヴィ・ジョーンズを演じたビル・ナイなど。意外とどこかで観たことのあるキャストが多いのも見やすさを手助けしているかもしれないです。