TAMU

リトル・フォレスト 冬・春のTAMUのレビュー・感想・評価

3.7
前作に続き、豊かな自然の中で淡々と料理を作って美味しく頂く本作。

岩手県の山あいの村を舞台に、四季折々の作物の実りや、収穫、保存に至るまで、丁寧に食事を通じて伝えてくれる。つまり、それは日々生活するということ。
後編となる本作では春を迎え。

いち子とキッコの会話で「5月に雪が降ったことあったよね?」とあったが、最近の5月はめちゃくちゃ暑く”こもりの集落”は大丈夫なのでしょうか。。
と思ってしまうほど、大事にしたい日本の原風景なのでしょう。癒される。

突拍子も無い事は起きない。
料理を通じて少しずつ、いち子の心境が見え隠れする。

大どんでん返しだとか、みんなだまされる、とか、話をこねくり回す映画が多いように思うが、詩的で目と耳で感じる映画も心地よい。

そして韓国版を見ていたので、あー、そこを変えたんだー、て所も多く、日本版の良い所、韓国版の良い所、それぞれあって、両方作る意味あったなーと嬉しく。

日本版と韓国版のパンと手紙とラストの違い。好みが分かれるところかもしれない。誰かと話してみたくなる〜♪
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