エリ

ノーサンガー・アベイのエリのレビュー・感想・評価

ノーサンガー・アベイ(2007年製作の映画)
4.5
観終わった後、息を整えて第一声を発するなら「フェリシティたん...可愛すぎ!!!」

彼女のあの「ふふふ(*^^*)」って笑う声、めちゃくちゃ可愛すぎませんか??ワカンナイ!?んん〜聞いてみたくなるでしょ!?

ファンなら見て損はしない、遠慮なく彼女の魅力がいっぱいの作品。

魅力全開な彼女が演じるのは、ゴシック小説が好きな文学少女、現世ならなかなかのオタクの分類に入るであろう妄想族...!(ここで突然の親近感)

愛読書を開けば、そこには情熱的なストーリーを連ねる文字。
その一字一句に想像を膨らませ、胸のときめきを止められぬこの少女。

寝る前に、その活字を思う存分読み耽るシーン。ストーリーに入り込みすぎて、度々妄想にトリップしてしまうシーンがなかなかエロ...あいや、可愛い!!!
(なかなか、っていうかたまらなくエロいです。)

妄想の中で身悶える美しき少女の姿、その年頃(?)のどうしようもない脳内を描いた感じがとてもいい。

凛とした時折少年にも見えるような顔立ちと、少女の透明感。
この白肌に、あの桃色の唇と形!
どこを見てもフェリシティたんが可愛すぎて完璧な美しさで、それはもう全女子の憧れではなかろうか...(T_T)

そしたら友達も可愛いw
こちらの方も色白ピンク肌なのだけれど、それこそ桃のようにたわわな胸元につい目が...(;^ω^)

そんな2人が女の子同士語り合うときに、手を握りあったり、そっと手を添える仕草。

キャッキャと腕を組んでくっついて歩く女子感とその微笑ましさ。
(懐かしい!と思っちゃったよ。大人になってからこの距離感ってあまりないわ、そういえば!とオモタ)

好きな小説についてひそひそ内緒話。
あらすじだけでときめかせてくれる、文学仲間が居るって素晴らしい事です!!

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画面の中は淡いトーンで、ドレスの色や形が素敵。ピンクベージュ、パステルブルー、ブラウンのボレロにミントグリーンのドレス、白いプリンセスなドレス...どれも可愛い(`;ω;´)

フェリシティのカチューシャスタイルやヘアアレンジが可愛くて、ドレスアップする時もカジュアルなワンピーススタイルの時も楽しみだった!

この時代ならではの、木登りして果物をとったり、森の中を散策したり、雨の中の乗馬...
素敵だぁ。ときめきメーターダダ上がり!
(乙女か)

庭で過ごす、小さな弟妹たちとのゆったりした時間も愛おしい。

音楽も常に流れていて、ちょっぴりアレクサンドルデスプラっぽくてワクワク。
(妙にエンドクレジットのスピードが早すぎて見落とした(T_T) )

貴族の兄の悪者感、すごい。
メインの若者たちと比べたら、若干歳上なのにイケメン・長身・簡潔な言葉でときめかせるワルぶり...是非もう少し拝見したかった気もするw

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時代からして、もっとクラシカルで堅物な内容かと思いきや、全然!
上品さを残しつつ、妄想少女の可愛さでうまく引き込んでくれて、

「楽しかった〜!好きだった〜!」
と思えるストーリーでした。

同じくジェーンオースティン原作→映画化された
、グウィネス・パルトロウの「エマ」。

こちらは恋愛お節介なお嬢様が空回りにドタバタする話で、主人公を筆頭に出てくる人物の大半に「ムカッ」ときてしまいほ〜〜〜んとダメだった。
原作未読とはいえ、映画のこの見せ方に疑問を抱くほどだった(;´Д`)

それに対し本作は個人的に、小説好きをこじらせてるだけで好感度大!!

みんなそれぞれ純粋なのもいい。
純粋の指すところは綺麗なことばかりだけでなく、ピュアの裏返しというか...それぞれのキャラクターが程よくまっしぐらでそれぞれいきいきしていた。
だから観ていて楽しかったのかもな(●´ω`●)

(観た直後にメモしていたのだけど......好きすぎてメモだけでめちゃくちゃ長文だった...いつもすみません)
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