まめだいふく

ウェズリー・スナイプス ザ・シューターのまめだいふくのレビュー・感想・評価

3.0
 『ザ・シューター』などというもんだから、ウェズリー・スナイプスのスナイプがバシバシと華麗に決まる狙撃アクションかと思いきや、スナイプスのスナイプは序盤のたった一度のみ。まったく邦題のひどさと言ったらないね。

 少女と暗殺者の友情が物語の肝となってはいるけれど、少女がなぜ彼に手を貸すのか、その動機がイマイチはっきりしない。

 追っ手の目を逃れて空港から姿を消したい主人公がトイレの個室で身を潜めていると、そこに絶好のタイミングで黒人パイロットがトイレに入ってくる! そ~れ、身ぐるみ剥いで変装だ!! いや、なんという信じられない強運。

 光がチカチカしてる場所でのアクションシーンが微妙に長く、目に毒。

 主人公が上司と電話で会話しているとき「ダンスは終わった」と比喩を口にするけれど、この後の展開でチャールズ・ダンス演じる警視正が撃たれて死んじゃって、本当にダンスの出番が終わってしまったのは偶然か?

 全体的にはよくあるパターンのストーリーだし、新鮮味はない。ウェズリー・スナイプスのアクションシーンが少ないのも物足りない。
 もっとスナイプスのスナイプを見たかった(言いたいだけ)。
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