ユウジ

携帯彼女のユウジのネタバレレビュー・内容・結末

携帯彼女(2011年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

ツッコミ所多かったけど、携帯彼氏とは違う切り口で展開されてて、失速感はあったもののマンネリ感はなかった。

2作通して主題歌が好き。

なるほど。今回は怨霊(ウイルス)によるサーバー感染ではなく、物理的に取り憑かれる的な感じなのね。
差別化されててよい。

冒頭の男性の非行は日常が壊れる瞬間のようで緊迫感があった。

警察介入したあんな事件起こしとんのにあい・すくりーむはまだサービスしてたのか!一瞬別世界線かとおもたわ。ウイルスといえ常人はさすがに辞めるやろ…
今作は血が多いなって思ったら山田悠介原作実写映画に多数携わってた監督さんなのね。そりゃ血好きやわ。

今回の主人公も大人に失礼タイプ。
友達、過度なおせっかいで噂話好き、携帯彼氏の話を持ってくるって死亡フラグ建ちまくりだったけど、無事でなによりでした。

やっぱ鈴木愛理さん意外と演技悪くなくないか。演技というか自然な感じがする。感情出ると滑舌があれやけども。てか可愛い。

主人公のエリカちゃん、あんな感じで部屋にダーツあるんだ、てか全体的に男の部屋を女の子に落とし込んだみたいだったな。

風景や定点の撮影がホームビデオ感あるからこそチープさに拍車をかけてるんだろうな。音の演出とかは良きよりだから勿体ない気もする。
(そう考えると携帯彼氏の方が映画っぽさはあったかも。)
ただ、着メロのシンプルさが段々と不気味になってくる。日常に溶け込んでる玄関のチャイムが急に怖く思うみたいな。所々ホラー作品撮り慣れてそうだなという要素は垣間見えた。

『同じ魂のルーツを持つ人間が3人いる』
一瞬ドッペルゲンガーかとも思ったけどそれは顔だもんな…
ソウルメイト・ツインソウル的な話?
でもそれって前世がどうこうよね。
意味のある偶然の一致(シンクロニシティ)はなんかちょっと違う気もするし…。
どこかでシンクロしたって事は劇中の今世の話よな。
偶然名前と生年月日が同じという共通点を持つ少女2人が実はソウルメイトでこの携帯彼女の騒動をきっかけに偶然シンクロしたってこと?うーん。本当に奇跡というか偶然というか…不運だなぁ…。

ラストの緊迫したシーンでの演技があれで上手くのめり込むことが出来なかったです。犯人や共犯の理由もそこまでしっくりこず、、、。

携帯彼氏からの設定や何故か私情挟んだ携帯彼女の指示、『同じ魂のルーツを持つ人間が3人いる』が布石だったりと謎の解明してる感はあった。
でも『呪われた携帯彼氏』に生霊が乗り移ったって言ってたけど、あの事件は半年前なんだよな。ってことは半年間眠ってたことにならないか。携帯彼氏自体が呪われてるんだったら事件後もサ終してないわけだから運営に問題がある。

前世とか魂とか嫌な予感があったものの思いの外小さくまとめてて安心、それでも散らかってるのは散らかってたし、何を楽しめば良いのかが掴みづらい所があった。物語とストーリーをくった結末は良かった。
それでもやっぱB級よねぇ…。

ここからあと2作あるようで、ワクワクはしないけども見てみようかと思います。
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