【低予算のアイドル映画】
アイドルが大好きな男子が、ヤンキーな女から赤ん坊（女の子）を押しつけられ、その子を自分好みのアイドルにしようと育てていく、というお話。
低予算映画であるが、それなりにがんばっているとは思う。
ただ、なぜかヒロインがアイドルとしてはじけるところまで行かないのが、ちょっと物足りない。そもそも、中村朝佳って全然可愛くなくて、これじゃアイドルは無理目じゃないの？（だいたい、中村は1990年生まれだそうだから、映画出演時点でもう二十代半ばでしょ。年齢的にもどうかと思うぜ。）
で、低予算映画だから可愛い女優が見つかられなかったのかなと「？」だったのだが、途中から登場する結（最近の女優って、どうして名字がないのがいるのかね。これじゃ人名かどうか分からないじゃないの。三浦結、とでもしておけば女優として名が売れそうなのに・・・笑）が美人なので、わざと可愛くない女優を選んだのかな、と思い直した。
だとすると、この映画、大いなるアイロニーということになりそうだけど、でもゴダール（！）がああいう使われ方をしていたりして、大いなる遊びのようでもあり、ならばそのほうが面白いので、低予算映画でもあるし変なアイロニーを狙わずにヒロインの可愛らしさと場面のきわどさ（笑）で売ったほうが良かったんじゃないの？
なお、最後でテロップが流れるところでようやく中村朝佳はアイドル的な髪型とセーラー服と仕草を見せてくれています。
アルバイト役の結は上述のように美人なので、他の高予算映画（？）にも出て欲しい。期待しています。
