Tai

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊のTaiのレビュー・感想・評価

2.6
ヒーローの共演は日本にだってある!
むしろいっぱいある!
アベンジャーズとの比較で鑑賞!

結果、とんでもねぇお祭りに手を出してしまった‼︎

2014年当時の主役ライダー「仮面ライダー鎧武」を主軸に1号から総勢30人(+もう何人かいたような…)の仮面ライダーとスーパー戦隊からは「烈車戦隊トッキュウジャー」の5人と「獣電戦隊キョウリュウジャー」のレッドも参戦で、学級レベルの沢山のヒーローが出演します!

多けりゃいいってもんじゃなかろう!?

多いよ!多すぎるよ‼︎
敵そっちのけでライダー同士が戦っちゃっているよ!

もはや何が起きて、どうしないといけないのかがわからないまま爆散していくライダー達。
最近のはサッパリわかりませんが、思い出深いライダーたちが、まるで再生怪人のようにアッサリと散っていくのを見るのは辛いものがありました。
もう総出演させることが目的すぎて、各ヒーロー達が活きてないのは勿体なさすぎです。
仮に全員それぞれに見せ場を作ったとしたら2〜3時間じゃ全然足りなさそうですけどね(笑

そしてやられたライダーたちが何かアイテム(オモチャにしかみえない)になって回収されていたメカニズムが全く説明されない!
TV本編観てればわかるとかだったのでしょうか?
ちょっと色々と謎が多いまま終わってしまいました。

ヒーロー同士も戦うし、そこに悪の組織もいて、謎の少年の世話もして、物語の主軸がサッパリなままエンディングまで行ってしまいました。
すごい。ここまでポカンとさせられた作品が今まであっただろうか…

同じヒーロー同士の共演・共闘作品としてアベンジャーズと比べてみましたが「ヒーロー」以外の共通点が…
とりあえず、最初から仲良く上手くはいかないですね。
誰が敵か味方か分からないという命のやり取りを日々強いられているヒーローとしては当然の事かもしれません。
かなり意志の強い人達の集まりでもあるわけで。
そんなヒーロー達が理解して手を取り合う展開に胸が熱くなる訳で、そのシークエンスがボヤけてしまうと、こうも盛り上がらないものなのかということがわかりました。

あとアベンジャーズはスピンオフでTVドラマがやっていたりしますが、あくまで映画が主体。
対して仮面ライダーはTVが本編で、映画は+αな特別編的な扱い。
あと日本のヒーローは子供用という色が強すぎる‼︎
いい歳した大人たちなのに、子供にわかりやすくするためか、色々とアンバランスなんですよね。
私は全部理解できなくても、平成ゴジラシリーズをかなり楽しんで観てましたけどね。
初代ライダーのような敵の不気味さも皆無だし…
子供を子供扱いせず、色々な興味を引っ張りあげるような作品が観たいなと思いました。

日本のヒーロー作品の本気が観たい‼︎
Tai

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