このレビューはネタバレを含みます
この作品は大概、サリエリの呻吟の物語として捉えられていて…確かに私も、同じように感じていた。
いくつも作品を観たけれど、レビューを書く気が起きてくれない日々が続いて…久々にこの作品を眺めてみました。あんまり頭に入らなかった。
秀才と天才。
秀才は得た技術を巧みに使える人のこと。
天才はここに無いものを創り出す者。
秀才は凡人か?
違う…非凡人だ。
秀才にさえ届かない人の方が圧倒的に多いよね。
もちろん私も、そのひとり。
どこまでも凡人な場所から、サリエリの背中越しにアマデウスを見てみると…この作品はまたひとつ違った味わいを見せてくれる。
ああ、どんなに頑張っても…
この呻吟からは逃れられないんだ。
そして、思うままに創り出す事ができたとしても…その輝きは消費されるものなのだと。
最近、映画では泣けないので本で泣いてばかり。
自作した情景でないと、心が揺さぶられない。
そもそも、心を落とし込めない(苦笑)
あー、だからか…
誰かの才能を借りて、それを使い潰して…
まるで亡者みたいだ。
映画に対する適応障害みたいなものかな。
しばらく気持ちを休めたら…
想像力は治るのか、腐るのか…
まずは惰眠を貪るところから始めます(爆)