ぶどう

アマデウスのぶどうのネタバレレビュー・内容・結末

アマデウス(1984年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

高校生の時に音楽の授業で途中まで観たが結末が見られなかったのを思い出して、今回最後まで通して視聴した。
感想。サリエリお前!
女は嫉妬深いと言われますが、男の方が一度嫉妬の念に駆られると余程陰湿。というのを今までの人生経験で感じてきましたが、本作の主人公サリエリがまさにそう。サリエリが凡庸なのではなく、同じ時代にモーツァルトという天才が活躍していた事がサリエリにとって最大の不幸だった。だって天才にはどう足掻いてもかないっこない。普通の人間と天才は立ってるステージが全く異なる。どんなに努力しても天才と同じステージには立てないんだよなあ。
という事をサリエリは気付くべきだった。そうすれば苦しみも和らいだたろうし、モーツァルトももっと長く生きられたのでは。ただモーツァルトは、サリエリを疑いもしなかったので、死に際してそれだけが救いだった。
37年前の公開で3時間弱の本作だが、ミュージカルシーンやモーツァルトの音楽がふんだんに使われていて圧巻。配役もいい。飽きずに最後まで観られた。数々の賞を獲得したのも納得。
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