Moomin

アマデウスのMoominのレビュー・感想・評価

アマデウス(1984年製作の映画)
4.7
天才作曲家モーツァルトとその影に隠れた宮廷作曲家サリエリ
1700年代後半
天才的な才能への嫉妬心が生む物語

モーツァルトの人生を多面的に描く上でサリエリの存在がとても良い味を出していた
物語は精神病棟に入れられたサリエリが医師へ人生を語る所から始まる

ちょっと古い映画の感じなのだが
話が面白いから150分弱もなんのその
主に回想なのだが、サリエリが作品のテンポを作る

35歳という若さで亡くなったモーツァルト 少年時代から才能が開花しており、彼のイタリアオペラに対する想いとドイツ語でオペラを作ろうとした意味
真相は諸説あるみたいだがとても良いシーンだった

垣間見えるモーツァルトの才能の片鱗の演出もとても上手く、しかし彼が若くして亡くなってしまう狂気的な音楽への愛も滲み出ている
また、モーツァルトが想像を超えてとても喜劇チックな明るさの性格で、劇中で使われるオペラもとてもその性格が出た素晴らしいものだった 特に初期の楽曲はそうだったのだと思う 全然詳しくないけど良さは分かる
彼の人生の分岐点での作曲も奥が深く
背景を踏まえた上で改めて聞いてみたいなと思う
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