メルヘンバカ

ヴィオレッタのメルヘンバカのレビュー・感想・評価

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)
4.0
母親に必要とされるがままに、写真の被写体となる娘ヴィオレッタの話。次第にエスカレートしていく露出とともに、ヴィオレッタは母親にとっての自分に疑問を抱いていき、それは深い確執となる。ーー主演アナマリアの可愛さたるや、ですね。あどけなさを見せる冒頭から淫靡な表情を醸していくまでの過程は背徳的。内容についていえば、拗れてしまった母娘の愛情が、偽りとも言い切れずなんだかもどかしい気持ちでいっぱいになります。70年代ファッションがすごくお洒落で、眼でも楽しめる映画でした。
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