ねこ

リスボンに誘われてのねこのレビュー・感想・評価

リスボンに誘われて(2012年製作の映画)
3.8
若い人には退屈だろうが、若くない人間にとっては医者が綴った言葉のひとつひとつが深く胸に沁みてくる作品だった

偶然手にした本が教師の燻った心に火をつけ、仕方なく新調した眼鏡がそれまで見えなかった世界を映しはじめる
レジスタンスのように劇的ではなくとも、変化は常に身近にあるのだ
最後にもらった魔法の言葉が、きっと彼の背中をひと押ししてくれるだろう

長い間過去のみに生きる、医者の妹の人生よ…

邦題で確実に損をしている
ねこ

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