風来のリヨナ

GAL AVATAR ギャルアバターの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

GAL AVATAR ギャルアバター(2011年製作の映画)
3.8
アナルプラグってそういう…

『ファミリー★ウォーズ』が起きそうな食卓。亭主関白な父、太った母、引きこもりの姉、要介護婆ちゃん、そして痩せぎすな主人公。何というか家族仲はあまり良くない。ちゃぶ台も引っくり返る。

ある日、お婆ちゃんの介護のための”アバター”を父ちゃんが買ってきた。普通は当人の姿に合わせるっぽいのだけど、父の甲斐性では中古がやっと。しかし箱を開けたそこには若い女の身体。えっち!アバターのお尻に付いてるコンセントを婆ちゃんに接続してみると…意識転送、動いたぞ。お婆ちゃんは無事にこの身体を乗りこなし、家庭も明るく…しかし実のところ親父はこのアバターの身体目当てだったようで…みたいな。

ボケた婆さんが汚すぎる。介護のキツさはそのビジュアルもあるよね、という残酷な現実を感じる。
ちょっとえっちなギャグ漫画を映画にしたみたいなコミカルさで、深刻にえっちでもなくちょうどいい塩梅に笑えます。

一瞬、空の身体でファックしようとするので喜んでたんですが、「虚しい…」とか日和りやがったので擬似的な死姦は楽しめず。君、素質無いよ。帰ってね。
そしてある種、高次元の動物虐待が見れます。ええ、彼らは猫を飼っているので。なんてことを…

個人的に気に入ったのは、着替えぬ汚すぎる服、充電中の死体感のえっちさ、「イクわけ無いじゃんまだ3分経ってないし」と言いつつ固いカップ麺食うギャルです。
風来のリヨナ

風来のリヨナ