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ウィル 〜夢をかなえる旅〜のバニラのレビュー・感想・評価

3.7
エレンペリー監督。
アマプラ終了間近で鑑賞、ミニシアター風で。
母が亡くなり父と離れて教会系寄宿学校で暮らす少年ウィルの元へ三年ぶりに父親が訪ねる。
父は息子にトルコで開催されるリヴァプールの試合を見に行くことを約束するがその後に父親は死んでしまう。
少年がトルコへと向かうロードムービー。
なかなか良いよ。
イングランドプレミアリーグの名門リヴァプールファンにはたまらない作品、そしてしっかり映画してるので良かった。
全財産の財布をスラレて写真を川に捨てられるところは悔しくて悲しくて。
「きっとうまくいくよ」パリでの青年アレクとの出会い、捨てる神あれば拾う神ありだ。
アレクの悲しき過去への懺悔もウィルとの出会いがあったからこそ、良かった。
ウィルを応援する友達の存在も嬉しかった。
マスメディアが良い方向に向かうこともたまにはある。
ラストチャンピオンズリーグ決勝では出来すぎの展開にスタジアムの興奮そのまま、ウィルとアレクと教室で応援の友人に嬉しかった。
残念なのは序盤の父との再会にすぐ死んでしまう設定は唐突すぎて、リバプールチケットへのつながりが薄れてた事くらいかな。
たくさんの人に助けられたこと感動。
レノファ山口ファンとして、リバプールが羨ましかったし強くなる夢は見ていたい。
サッカーは人生、映画は人生。
高得点です。
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