手塚治虫の漫画「ブラック・ジャック」の実写映画。大林宣彦の「HOUSE ハウス」に次ぐ商業映画2作目であり、当時アイドル歌手であった片平なぎさ主演映画でもありました。ブラック・ジャック(演:宍戸錠)は脇役で、主役はテニス🎾ボールが眼に当たり失明の危機にあう少女(演:片平なぎさ)です。ブラック・ジャックによる角膜移植手術を受けるも、その角膜は謎の男(演:峰岸徹)に殺された女性の物で、いつしか謎の男の幻を見るようになった少女は彼を恋するようになるというストーリーです。
映画自体は手塚治虫も宍戸錠のメイクを見て怒ったというように酷評される事が多く、上映も2週間で打ち切られました。しかし大林宣彦ファンとして今観ると、随所にらしさを見つけられて楽しめました。また友人役の志穂美悦子が美しく片平なぎさとのシャワーシーンは見ものです(実際はブラジャー装着)。これだけでも観る価値あります。
宍戸錠のブラック・ジャックも頬は膨らんでますが、悪くはありません。ランボルギーニのスーパーカーに乗ってるのが時代を感じます。
