茜

キラー・モーテルの茜のレビュー・感想・評価

キラー・モーテル(2012年製作の映画)
3.0
計らずしも「キラーコンドーム」に続いてチンコ食い千切られる映画を連続で観てしまった。
でもモノの造形はこちらの方がよっぽどリアルで頑張ってましたよ!

辺鄙な山奥にある、いかにも怪しげな旅館。
そこに集まった男女6人が旅館を営む夫婦と息子ゾンビに襲われる話。
意外とゴア描写も張り切ってたんですが、それよりもやたら巨乳がいっぱい出て来たり、アソコでじゃんけん「まんけんぽん!」といったエロやギャグ要素の方がよほど印象深い。
正直なところ殺戮が始まる後半よりも、エロ&ギャグ盛り沢山な前半の方が面白かったぞ。

旅館の雰囲気や無表情な主人なんかよりも、よっぽど主人公の女が怪しく思えて仕方なかった。
主人公は物書きで今回はエログロなお話を書かなければいけないらしく、旅館内のカップルの営みをこっそり覗き見して想像膨らませてるところも何か怖い…。
所々に彼女が書く小説のシーンが織り込まれてるんだけど、その小説と現実の境目がちょっと分かり辛かったかも。

でも後半に差し掛かるところでやっとタイトルが出てくるという演出は面白いし、独特な雰囲気を醸し出す和太鼓が特徴的なBGMなど、何かしら個性を感じられる部分も多い。
キラーモーテルというタイトルから想像するより実際の中身は緩いし、いまいち釈然としない終わり方ではあったけど、短尺でさらっと楽しめる風変わりな映画。
茜