ミンミン

紙の月のミンミンのレビュー・感想・評価

紙の月(2014年製作の映画)
3.9
GWに鑑賞。
 宮澤りえはいうまでもなく良かったんですが、小林聡美や大島優子がめっちゃ良かったです。良い味だしておりました。

  普通の主婦が銀行の契約社員として働き始めるとこから始まります。
  自分で稼いでいることからだんだんと金使いは派手になっていくのですが、デパートでコスメを爆買いした時、持ち手の現金が足りなくて、顧客から預かっていた1万円をいっとき借りたのがきっかけ。
  こんなのまあ家庭内ではよくある話ですが、銀行や会社内ではもちろんヤバいってやつ。そこから若い大学生と不倫が始まって、なんとかその大学生のためにと、どんどん横領が肌になったいく。最初はその大学生を助けたいためだったんです。いつのまにか、横領したお金でどんどんエスカレートして最後はホテルのスイートでルームサービスの贅沢三昧。宮澤りえは服装によってほんとに地味にもなるし、綺麗にもなる。もとの役は地味な主婦なのでほんとに地味。こんな主婦大学生相手にしないだろう、、、と思っていたけど着飾ると綺麗になるんですね。
 その後の展開は予想通りなんですが、こんなヤバい人生を、映画を通してみれるという体験はとっても良かったです。

  このリカって主人公のヤバさは学生時代に遡って、募金シーン。ここに繋がるんですね。誰かを幸せにできるなら、どんな手段でも的な。。。

  どこかで間違った感情ができてしまったんですね。

  面白かったです!
夫役の田辺誠一、かっこいいんですが、バカ夫でした。サイコー。

  家で証書を偽造する姿は、狂気でした。
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